2014年2月2日、短時間の見学会「笠岡を歩く」を行いました。

今年最初のぶら探訪。そして、昨年1年間かけて行ったアンケートでのリクエストを反映させた企画の第1段でもあります。

直前まで降っていた雨も止み、この時期にしては暖かな日よりの中、50名の方が参加されました。


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集合は笠岡駅北口。本日の講師は本会古代史部会長で笠岡の達人でもある網本善光氏です。

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最初の訪問地は笠岡駅のすぐ隣。今では駐車場となっているこの場所に井笠鉄道笠岡駅があったそうです。

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そのまた先にある駐車場。ここには映画館「大和座」がありました。駐車場の名前がその名残となっています。

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井笠鉄道の廃線跡。そのルートが遊歩道となって残されています。

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山裾に天満宮があります。中世にはこの辺りが海岸線となっていたようです。

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天満宮の裏にある「井戸公園」。ここには井戸があるというわけではなく、江戸時代「いも代官」とも呼ばれ笠岡では知らぬ人のいない?名代官「井戸平左衛門」の功徳碑が立てられています。

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井戸公園の隣にある「威徳寺」境内には中世に笠岡を治めた陶山氏のものと伝わる五輪塔が残されています。また、この威徳寺自体も陶山氏が建立したと伝えられています。

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威徳寺境内にある井戸平左衛門の墓。義人として讃えられていますが、歴史を追求する当会の会員からはその実像に疑問の声もあがっていました。

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威徳寺を出て再び井笠鉄道廃線跡を歩きます。

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旧線路沿いに江戸後期の国学者「小寺清先」の墓があります。すぐ近くにあった郷校「敬業館」の教授でした。

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江戸時代後期に設置された半官半民の教諭所「敬業館」跡。建物1棟が復元されています。

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敬業館の建物は最近まで民家で講師の知人が住んでいいたとか…

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市内西部を流れる「隅田川」沿いを登り…

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市民に「大仙さん」として親しまれている大仙院。縁日に行われる「おかげいち」は特に旧正月に多くの人で賑わうのだそうです。

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かつての笠岡代官所、そして小田県庁でもあった笠岡小学校。小田県庁正門は子どもたちの登下校時に開かれ現役で使われています。

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笠岡小学校(旧小田県庁)から笠岡駅までまっすぐに伸びる「県庁通り」。左手に笠岡市役所があります。昭和50年代までは門前町の面影を残す入り組んだ路地の町並みでしたが、近年の区画整理により姿を変えています。

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市役所に隣接する明治32年に建てられたとされる旧笠岡町役場(現市議会棟)。

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かつては門前町として栄えた笠岡の中心であった「遍照寺」。区画整理により寺は移転され建物は多宝塔のみ残されています。30年以上前の案内板にはこの多宝塔も将来移転予定と書かれていますが…ともあれ、ここで本日の行事は終了。

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ですが、番外編ということで駅まで商店街を練り歩きます。商店街の端に残る明治時代の翻訳家「森田思軒」の生家跡。

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商店街の中には日本画家「小野竹喬」の生家跡があります。

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笠岡駅に戻り解散。

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ですが、講師を囲んで笠岡ラーメンということで、ショッピングセンター「笠岡シーサイドモール」へ。その途中には蔵の並ぶ古い町並みが見えます。ここら辺がかつての港の名残りなのだそうです。

 

まだまだ見どころいっぱいの笠岡でした。