会概要

備陽史探訪の会シンボルマーク

備陽史探訪(びようしたんぼう)の会は、昭和55年9月、「備後を中心とした地域の歴史を研究し、愛郷の精神を涵養する」ことを目的に創立されました。

「古代史部会」「中世史部会」「近世近代史部会」の3つの部会を柱として、古代・中世・近世・近代にわたる、地元備後の歴史について調査・研究・学習を重ねています。

 

目的

備後を中心とした地域の歴史を研究し、愛郷の精神を涵養する。

「山間の渓流集まって滔々たる大川となり、一村一邑の小歴史集まって、浩瀚なる国史は構成せられる」これは大正14年1月15日に創刊された備後郷土史会機関誌「備後史談」発刊の辞である。日本史といい世界史といい、地域の歴史の集合体に過ぎない。本会は、昭和55年9月、こうした先人たちの遺志を継ぎ、備後を中心とした地域の歴史を明らかにすることを目的に結成された歴史研究の集いである。

 

活動内容

●現地を訪れて歴史を学びます

徒歩・バス・一泊旅行など、実際に現地を訪れて、担当者の案内の下、歴史の見聞を広めます。年に7回程度開催。その他に、現在、一番人気の毎月第一土曜日に開催する「ぶら探訪」。市中を午前中のみ散策し、地元の歴史を再発見するコースです。

●毎月学習会を開催し、知識を深めます

「古代史部会」「中世史部会」「近世近代史部会」および会事務局がそれぞれ多様な学習会を開催しています。古墳や山城、福山の歴史など、文献資料などを基にテーマを決め、学習します。

●刊行物の発行により、情報の発信・意識啓発を行います

年6回の会報『備陽史探訪』、年1回の研究誌『備陽史研究』の発行により、各会員の論文や研究レポートを発表すると共に、エッセイやクイズなど柔らかい表現で、地元の歴史を広く発信します。
また、創立記念事業として、これまで『古墳探訪』『山城探訪』『ふるさと探訪』『続・山城探訪』『福山の遺跡100選』などの書籍を発刊してきました。

●講演会の開催で、地域文化に貢献します

年4回の歴史講演会(内2回は「広島県県立歴史博物館と共催」)には、内外の著名な歴史家や研究者を招き、地元の歴史について語っていただきます。

●フィールドワークを行い、実際的な調査の手法を学びます

不定期で、「古墳分布・測量調査」「山城測量調査」「発掘体験会」など開催。初心者でも測量器具を使用した調査に参加したり、実際の発掘現場にお邪魔して発掘体験ができます。調査報告は研究部会担当者がきちんとした報告書にまとめ、当会にて発表します。

●「福山古墳ロード」整備事業

平成18年度・19年度の「ふくやまの魅力づくり事業」に対して、備陽史探訪の会が提案し採用された事業です。近田駅を基点に神辺平野北部に位置する駅家町から加茂町にかけて数多く存在する古墳、その他史跡を「古代散策の小道」として設定。各ポイントの案内標識、看板、パンフレットなどを作成し、Aコース・Bコース・Cコースの整備事業を実施しました。現在も、史跡めぐりのモデルコースとして、多くの市民に利用されています。

2019年現在、会員数は約320名です。会員は各自のペースや興味のある範囲で、気軽に参加できます。これまでの活動状況については、下記リンクよりご確認ください。
活動報告

 

 

沿革

1980(昭和55)年9月7日創立。
1990(平成2)年2月10日創立10周年記念講演会・祝賀会開催。『会報復刻版』発刊。備陽史探訪復刻版1
1993(平成5)年5月5日古墳探訪』発刊。古墳探訪
1994(平成6)年10月8日財団法人広島文化振興基金『広島文化賞』を受賞。広島文化賞
1994(平成6)年10月29日広島文化賞受賞記念祝賀会開催。
1995(平成7)年5月27日創立15周年記念講演会・祝賀会開催。『山城探訪』発刊。山城探訪
1995(平成7)年11月26日「掛迫第6号古墳」測量調査開始。
1995(平成7)年12月2日村上かよ基金『福山文化賞』を受賞。福山文化賞
1996(平成8)年1月28日福山文化賞受賞記念祝賀会開催。『会報復刻版 第2集』発刊。備陽史探訪復刻版2
2000(平成12)年10月21日創立20周年記念講演会・祝賀会開催。『ふるさと探訪』発刊。ふるさと探訪
2001(平成13)年7月1日掛迫第6号古墳墳丘測量調査報告書』発刊。掛迫第6号古墳墳丘測量調査報告書
2003(平成15)年8月24日会報復刻版 第3集』発刊。備陽史探訪復刻版3
2005(平成17)年9月24日創立25周年記念講演会・祝賀会開催。『続・山城探訪』発刊。続・山城探訪
2006(平成18)年8月27日福山市協働のまちづくり事業「古墳ロード整備事業」開始。
2007(平成19)年3月25日「古墳ロード Aコース」完成記念式典実施。
2008(平成20)年3月23日「古墳ロード B・Cコース」完成記念式典実施。
2008(平成20)年9月20日会報復刻版 第4集』発刊。備陽史探訪復刻版4
2009(平成21)年2月3日神辺町「遍照寺山城跡」整備・測量調査開始。
2010(平成22)年2月21日神辺町「遍照寺山城跡」測量調査報告会開催。
2010(平成22)年9月18日創立30周年記念講演会・祝賀会開催。『福山の遺跡100選』発刊。福山の遺跡一〇〇選
2011(平成23)年2月5日駅家町「土井の塚古墳」測量調査開始。土井の塚古墳の測量・調査1
2011(平成23)年5月14日福山ばら祭り協賛バザー出店(東日本大震災義援事業)。
2111(平成23)年11月5日「第33回広島県郷土史研究協議会福山地方大会」共催。
2012(平成24)年2月11日神辺町「国分寺裏山古墳群」分布調査実施。
2013(平成25)年3月23日「中世石造物」調査事業開始。
2013(平成25)年11月23日神辺町「大東宇山城跡」調査開始。
2014(平成26)年6月15日神辺町「大東宇山城跡」調査報告会開催。
2014(平成26)年10月1日会報復刻版 第5集』発刊。会報復刻版 第5集
2014(平成26)年10月26日山手町「銀山城跡」測量調査開始。
2015(平成27)年9月26日創立35周年記念講演会・祝賀会開催。『福山の中世石造物』発刊。福山の中世石造物
2016(平成28)年1月23日会報復刻版 第6集』発刊。
2019(平成31)年2月22日福山城築城400年記念市民提案型事業「水野勝成時代城下ゆかりの地」散策マップ 開始。
2020(令和2年)年1月25日会報復刻版 第7集』発刊。備陽史探訪 復刻版 第7集
2021(令和3)年11月8日福山城築城400年記念市民提案型事業推進感謝状授与。福山城築城400年記念市民提案型事業推進感謝状
2021(令和3)年12月21日備陽史探訪の会「福山ブランド」登録活動部門 認定。
2022(令和4)年11月27日福山城築城400年記念市民提案型事業Webアプリ『福山城攻略マップ』リリース。
2023(令和5)年1月31日福山城築城400年記念市民提案型事業推進感謝状授与。福山城築城400年記念市民提案型事業推進感謝状

 

研究部会

備陽史探訪の会は主要な研究対象を4つに分け、それぞれに「部会」として独自性を持って活動しています。

各部会にの詳細については、下記リンクよりご確認ください。

古代史部会

中世史部会

近世近代史部会

古文書部会

 

 

役員

会長田口 義之
副会長原田 寛雄  山口 哲晶  篠原 芳秀  田中 伸治  小林 悠一  別所 珠美
事務局長田中 伸治
事務局次長佐藤 弘之  小林 悠一  別所 珠美
古代史部会長網本 善光
中世史部会長杉本 憲宏
近世近代史部会長河本 正二
古文書部会長小林 悠一

※2023年1月現在

 

会則

備陽史探訪の会の会則です。
 
 
備陽史探訪の会会則

 

2022年1月22日改正