12月3日【ぶら探訪】戸手に庄屋・信岡平六と巡見使の足跡をたどる 開催
今日は戸手の石州街道の痕跡をたどって歩きます。途中修復の完了した国指定登録有形文化財の代々庄屋を勤めた信岡家住宅や信岡佑義碑、素戔嗚神社なども訪ねます。
https://bingo-history.net/archives/26656https://bingo-history.net/wp-content/uploads/2022/12/IMG_8590-1024x768.jpghttps://bingo-history.net/wp-content/uploads/2022/12/IMG_8590-150x100.jpg活動報告今日は戸手の石州街道の痕跡をたどって歩きます。途中修復の完了した国指定登録有形文化財の代々庄屋を勤めた信岡家住宅や信岡佑義碑、素戔嗚神社なども訪ねます。 Sera taisera@pluto.dti.ne.jpEditor備陽史探訪の会
今年一番の寒い日になりましたが、戸手駅に集合し出発。今日の案内・講師は古文書部会長の小林さんです。
戸手と近田の境にある辻堂で。ここから石州街道をたどります。
信岡家の長屋門前で。非常に立派な長屋門で、大きさは城門に匹敵、凌駕するように見えます。かつては米蔵や使用人部屋として使われていたようですが、現在内部はミュージアムとして活用されています。ここで古文書の元本や絵図を見せていただきました。
中ではここの御当主にも加わって信岡家の説明をしてもらいました。
信岡家は、品治郡戸手村の庄屋役を代々務めた家です。信岡家の屋敷は、幕府が派遣した諸国巡見使の休憩場所としても使われ、関連する史料が多数伝わっています。
信岡佑義碑で。信岡家の六代平六は、義倉の設置や戸手用水の開削に功績があり、戸手村では、命日を「平六休み」と称して平六の顕彰碑に詣でる風習があったといいます。
近世近代史部会長の河本さん(松永旧今津村の代々庄屋を勤めていた河本家御当主)からは碑文の説明を受けました。
素戔嗚神社(天王社)で。夏越しのお祓いで有名な『備後国風土記』逸文の蘇民将来伝承に見える「疫隈の国社」に比定される神社です。
ここで解散となりました。途中からは気温も最適となり、気持ちの良い初冬のぶら探訪でした。