2004年11月21日

晩秋の備前天神山城跡を下る(岡山県和気郡~備前市)

2004年11月21日発行

晩秋の備前天神山城跡を下る
天神山城

天神山城は、美作国から備前国東部を縦断して瀬戸内海に流れる吉井川中流左岸にある急崚な山塊の天神山山頂一帯に所在する典型的な連郭式山城で、総延長五〇〇mに及ぶ本城と約五〇Om離れた出丸の城郭施設が構築されている備前国のトップクラスの城郭である。天神山は吉井川中流に位置し、美作国南部と備前国東部とを結ぶ河川交通の隘路を占めているが、足下に盆地や小平野、特別な産業地を控えているわけでもなく、また、戦国後期の山陽道からも遠く離れ、戦略的要衝とほど遠い地理的条件の地である。歴史的・地理的環境の見地からは必ずしも天神山を拠点にすることの要因を析出できないが、逆にいえば既存の勢力・体制や因習の規制にとらわれない所でもある。この城を中心にして戦国期後半の備前国の歴史が展開していることは事実であり、その意味では歴史的、地理的環境をしのぐ政治的利点が内在していたのかもしれない…


<目次>

  • 時間割行程表
  • 浦上氏関係略年表
  • 備前浦上家略系図
  • 宇喜多氏系図
  • 戦国大名浦上氏の支配の仕組み
  • 浦上宗景と宇喜多直家
  • 天神山の戦い
  • 戦いの記録
  • 天神山城
  • 天神山城鳥瞰図
  • 天神山天瀬待屋敷
  • 旧閑谷学校
  • 池田光政
  • 浦上村宗の宝篋印塔
  • 周辺地図(裏表紙)

 
 
晩秋の備前天神山城跡を下る