2012年07月10日

講演会に向けた中世石造物事前調査【報告】7月9日

7月21日の講演会に向け、講師の佐藤亜聖氏より追加で資料採取のご要望がありましたので、7月9日に会役員を中心とした5名で調査を行いました。今回は銘が刻まれ築造時期が特定できる宝篋印塔の調査を基本としています。

米山寺宝篋印塔

まずは、三原市の米山寺に向かい小早川家のものと伝わる宝篋印塔を測定します。

米山寺宝篋印塔測定

格狭間など、佐藤氏からご要望のあった編年に必要な各部の寸法や形状を記録します。蜂が飛び回っているので、必要なデータを採ったら即退散。

久井町山中野宝篋印塔

続いて、久井町山中野の宝篋印塔。民家の裏山にあり、地元の方に場所を尋ねて現地にたどり着きました。

久井町山中野石造物

ここには宝篋印塔以外にも中世石造物がゴロゴロしています。

世羅町日南宝篋印塔

次に世羅町日南の宝篋印塔に向かいます。手前の万福寺跡にも立派な宝篋印塔がありますが、今回の目的は更に山に入った場所にあります。

世羅町日南宝篋印塔

これが目的の宝篋印塔。

世羅町日南宝篋印塔測定

測定します。

普光寺

世羅町内で昼食をとり、普光寺にあるという宝篋印塔に向かいますが…寺の方が不在だったりでどこにあるかわかりません。

そこで、世羅町の教育委員会に連絡をとり場所を教えてもらいました。

普光寺宝篋印塔に向かう

ぬかるんだ山道を登ると…

世羅町普光寺宝篋印塔

ありました!例によって測定します。

ここで急遽教育委員会の方(蔵橋氏)に町内の中世石造物をご案内いただけることになりました。
世羅町川尻層塔

層塔です。この周りには五輪塔の残欠が多数ありました。

世羅町川尻工事現場

そこからほど近くにある高速道路の工事現場で検出された地蔵。大きいものは1mを軽く超えています。

世羅町廃明覚寺跡宝篋印塔

廃明覚寺跡の宝篋印塔

世羅町東上原石仏

東上原にある石仏。両脇には五輪塔の残欠が並べられていました。

観音寺長足五輪塔

観音寺にある長足五輪塔

丹下氏の墓

観音寺に隣接する丹下氏の墓。この脇にも石造物の残欠が多数。

大田庄の地だけあって、そこら中に中世石造物がありました。しかし、まだ今日中に廻るべき場所が残されていますので、残念ですがこの辺で切り上げ福山市へと戻ることにします。
厚山宝篋印塔

6月23日に調査したばかりの新市町厚山の宝篋印塔

厚山宝篋印塔

前回の調査で不足していたデータを測りなおし、終了。

後日データをまとめて佐藤氏に送付します。


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