2016年01月04日

1月23日【歴史講演会】大正期の芦田川洪水と福山義倉の救済

大飛島遺跡から見た瀬戸内の古代

広島大学文書館※の平下義記氏に近代義倉の役割について解説していただきます

福山の芦田川は、地域に豊かな土壌を与えてくれた反面、しばしば大規模な洪水をもたらす存在でもありました。特に大正8年の大洪水は、その被害の規模と範囲において、最大のものでした。災害の現場では、どのような被害が起き、誰がそれを救助していたのか? そして、人々の「日常」生活はどのように取り戻されていったのか?(あるいは取り戻せなかったのか?) このような問題を考えることは、地域に独自の歴史像を災害史の観点から描き出すことにつながると思います。

そこでこの度、大正8年の芦田川洪水とそれに対する福山義倉の救済を取り上げて、できうる限り上記の問題に迫ってみます。福山義倉は、地域の名望家が集まって成立した救済団体ですが、その所蔵文書である「義倉文書」には、救済の方法をめぐる地域社会と義倉のやり取りが細かく記録されています。つまり、洪水に際して地域社会の側にあった資金需要をそれ自体として明瞭に捉えることができます。その意味で、この講演会の趣旨に合致した検討素材と言えましょう。

※広島大学文書館(ぶんしょかん)は 「広島大学にとって重要な文書の整理・保存並びに 大学の歴史に関する資料の収集・整理・保存及び公開を行うとともに、 広島大学の法人文書の管理に関する業務を行い、関連する分野の教育研究を行うこと」を目的とする広島大学のアーカイブズ組織です。

【訂正】会報187号25ページで講師を「勝矢倫生 氏(尾道市立大学名誉教授)」と記載していますが、「平下義記氏(広島大学文書館 職員)」の誤りです。

募集要項

開催日 1月23日(土)
時間 午後1時30分~
場所 福備後遺族会館(福山市丸之内町)
参加費 無料
講師 平下義記氏(広島大学文書館 職員)
申込方法 事前申込不要。直接会場で受付いたします。

※公演終了後、備陽史探訪の会総会および新年会を行います。

行事に関するご質問などは「お問い合わせフォーム」より、お問い合わせください。

 

【備後遺族会館】

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