2012年04月24日

国分寺裏山古墳群・表山古墳群・下御領古墳群の分布調査概要

備陽史探訪:165号」より

文責 篠原芳秀

2月21日は22名、12日は20名で実施しました(注1)。

11日は遺跡地図(注2)に記載されている国分寺裏山古墳群の内、第一~四号古墳(図の1~4)と、記載されていないA古墳・B古墳(注3、図のA・B)、及び表山古墳群の三基(図の11~13)を確認しました。そして、国分寺裏山第一号古墳から南側の斜面を探しましたが、遺跡は見つかりませんでした。

12日は遺跡地図に記載されている国分寺裏山第五号古墳を確認しました。そして、国分寺裏山第四号古墳やA古墳のあたりから北東のB古墳に向けて遺跡を探しましたが、見つかりませんでした。

さらに、表山古墳群の北東方向の山の樹木が伐採されていたので、下御領古墳群の分布調査を行い、C~K古墳の九基の古墳を確認しました。

C古墳の地点には遺跡地図に記載がなく、新しく確認したことになります。また、D~K古墳は遺跡地図で示された下御領第八~十一号古墳の所在地点付近にあり、D~K古墳の中のいくつかが、それぞれ下御領第八~十一号古墳の四基のどれかに当たるものと考えられます。ただ、D~K古墳のどれかがそれぞれ下御領第八~十一号古墳のすべてに当たったとしても四基は新しく確認したことになります。

このように今回の分布調査では、遺跡地図に記載された国分寺裏山古墳群の五基と表山古墳群の三基を確認するとともに、A~C古墳の三基とD~K古墳の中の少なくとも四基を発見するという、大きな成果を上げることができました。今後の「親と子の歴史ウォ―ク」などの行事に役立てていきたいと思います。

今回作成しました資料は、写しを福山市教育委員会文化課に提出する予定です。

分布調査した古墳の位置図

図 分布調査した古墳の位置図(「福山都市計画平面図 Ⅲ‐PG 28‐3」   の一部を約5000分の1に縮小)

国分寺裏山古墳群のGPS測定結果


より大きな地図で 国分寺裏山古墳群 を表示

下御領古墳群のGPS測定結果


より大きな地図で 下御領古墳群 を表示

 

注1 参加者は網本善光、稲葉泰造、井上通弘、井上一恵、内樋三三、岡田宏一郎、小川道子、柏田達志、川口康行、佐藤伊津美、佐藤美枝子、重政宏紀、篠原芳秀、高橋真由美、高橋光子、田口義之、伊達邦子、谷邊瑞恵、中村邦英、棗田英夫、平井桂子、藤井保夫、藤田稜刀、藤田人己、牧平悦美、三島忠芳、山口哲晶、湯川勝彦です。
注2 広島県教育委員会『広島県遺跡地図』Ⅶ 二○○○年
注3 仮の名称を付けました。以下同。