2013年9月8日、14回目「ぶら探訪」
「深津島山を歩く」を行いました。
雨上がりの蒸し暑い中、54名の方が参加されました。
少し天候が危ぶまれましたが、幸い天候は尻上がりに良くなり、解散時には晴れ間も見られ、参加者一同、満足されたようです。
本日の講師は田口会長。案内役を地元の会員川口氏にお願いしました。まずは、集合場所の手城川河川敷公園で三枚橋についての説明です。
旧三枚橋の欄干
笠岡街道の道標(その1)
最初に、薬師寺です。昭和時代には荒廃していたそうですが、近年に本堂などが再建され綺麗に整備されています。
薬師寺境内の戦没者忠魂碑
次に、毛利元康の築いた「王子山城跡」に向かいます。主郭跡は王子神社となっており、城としては目立った遺構はありませんが、素晴らしい眺望や芭蕉の句碑が並んでいたりと、好評でした。
そして、深津の丘陵上に位置する「三密院」跡です。車両でここにたどり着ける道にがなかったことなどから、昭和時代に建物が取り壊され現在のような状態になったそうです。
三密院跡の石造物群
地元の方以外まず通らないような細く入り組んだ路地を抜けて丘を下ります。これが、「ぶら探訪」の醍醐味ですね。
深津高地沿いを北に進み、塩崎神社に着きました。この一帯には蛇と蛙の伝説など、興味深い話が残っています。
塩崎神社の「丈助作」の狛犬
塩崎神社の別当寺でもある「光明院」でしばらく休憩します。
笠岡街道の道標(その2)
足利義昭の居館跡と伝わる「蔀山」です。ただ、これは江戸時代の軍記が「津公儀御座所」を「深津」と思い込んだのが発端で、実際には居館は「津之郷」だった可能性が高いとのことです。
地元の方の案内ならではのあぜ道ショートカットで最後の目的地である惣戸神社を目指します。
途中には福山歩兵第41連隊演習場の境界石が残されています。
「惣戸神社」に到着。この後、水野勝成の船をつないだという「もやい石」を見学し、本日の見学は終了です。
綱木の「舫い石」
出発地点まで徒歩で戻る方は、これも地元の方ならではの最短ルートでのご案内です。お疲れさまでした!
https://bingo-history.net/archives/9270https://bingo-history.net/wp-content/uploads/2013/09/7187e8b1fdc04ae9fd2454051f84b1bb.jpghttps://bingo-history.net/wp-content/uploads/2013/09/7187e8b1fdc04ae9fd2454051f84b1bb-150x100.jpg管理人活動報告毛利元康,王子山城2013年9月8日、14回目「ぶら探訪」
「深津島山を歩く」を行いました。
雨上がりの蒸し暑い中、54名の方が参加されました。 少し天候が危ぶまれましたが、幸い天候は尻上がりに良くなり、解散時には晴れ間も見られ、参加者一同、満足されたようです。 本日の講師は田口会長。案内役を地元の会員川口氏にお願いしました。まずは、集合場所の手城川河川敷公園で三枚橋についての説明です。 旧三枚橋の欄干 笠岡街道の道標(その1) 最初に、薬師寺です。昭和時代には荒廃していたそうですが、近年に本堂などが再建され綺麗に整備されています。 薬師寺境内の戦没者忠魂碑 次に、毛利元康の築いた「王子山城跡」に向かいます。主郭跡は王子神社となっており、城としては目立った遺構はありませんが、素晴らしい眺望や芭蕉の句碑が並んでいたりと、好評でした。 そして、深津の丘陵上に位置する「三密院」跡です。車両でここにたどり着ける道にがなかったことなどから、昭和時代に建物が取り壊され現在のような状態になったそうです。 三密院跡の石造物群 地元の方以外まず通らないような細く入り組んだ路地を抜けて丘を下ります。これが、「ぶら探訪」の醍醐味ですね。 深津高地沿いを北に進み、塩崎神社に着きました。この一帯には蛇と蛙の伝説など、興味深い話が残っています。 塩崎神社の「丈助作」の狛犬 塩崎神社の別当寺でもある「光明院」でしばらく休憩します。 笠岡街道の道標(その2) 足利義昭の居館跡と伝わる「蔀山」です。ただ、これは江戸時代の軍記が「津公儀御座所」を「深津」と思い込んだのが発端で、実際には居館は「津之郷」だった可能性が高いとのことです。 地元の方の案内ならではのあぜ道ショートカットで最後の目的地である惣戸神社を目指します。 途中には福山歩兵第41連隊演習場の境界石が残されています。 「惣戸神社」に到着。この後、水野勝成の船をつないだという「もやい石」を見学し、本日の見学は終了です。 綱木の「舫い石」 出発地点まで徒歩で戻る方は、これも地元の方ならではの最短ルートでのご案内です。お疲れさまでした!管理人 tanaka@pop06.odn.ne.jpAdministrator備陽史探訪の会