9月2日【特別歴史講演会】謎の山城 茨城を探る~古代山城・茨城と芋原の大スキ跡~

【満員御礼】本講演会の対面開催・オンライン開催とも満席になりました。

古代山城研究会・備陽史探訪の会共催

本講演会の参加には申し込みが必要です。申し込みなしでの参加はできませんのでご注意ください。
茨城(大スキ)の現況

対面・オンライン同時開催

本年3月に行った古代山城研究会と備陽史探訪の会の合同踏査で、福山市加茂町北山の芋原地区が『続日本紀』養老三年(719)に停廃記録はあるものの場所がわからなかった古代山城茨城であることがほぼ確実となった。今回両会合同で茨城についての最新の調査・研究成果を4件報告する。

講演1 備陽史探訪の会と古代山城の探索

講師 田口義之(備陽史探訪の会会長)
備陽史探訪の会が設立された当初の目標は、備後の茨城・常城の探索であった。1980年代、府中の亀が岳や福山市の蔵王山を調査して歩き、神辺町の木之上遺跡が茨城跡の可能性があると指摘した。その後創立メンバーの1人七森義人氏が中心となり、昭和59年から60年にかけて、史跡調査の過程で加茂町北山に「大スキ」という大規模な空堀遺構があることを発見、その規模の大きさから、この空掘遺構を茨城跡に比定した。今回はこの発見に至る経過について報告したい。

講演2 古代山城「茨城」の実像を探る―合同踏査の成果から―

講師 松尾洋平(古代山城研究会)
『続日本紀』に記載されていながら、長らく不明であった備後の茨城。
福山市加茂町北山の芋原において、今年3月に実施した備陽史探訪の会と古代山城研究会の合同踏査によって古代山城が確認され、にわかに茨城の可能性が高まりました。規模だけで言うと古代山城の中でも10位以内にランキングされ、この広大な山城がどのような構造をもち、古代社会での役割を負っていたのか、現時点での評価と今後の課題をまじえながら、茨城の実像を探ります。

講演3 茨城と抜原郷

講師 向井一雄(古代山城研究会代表)
茨城の所在郷と推定されてきた「抜原郷」の訓みは「ヌバラ郷」ではなく、「ウバラ郷」であったことを、『和名抄』などに載る薬草「抜葜(サルトリイバラ)」の名から論じ、茨城は普通「イバラキ」と読まれているが、これも「ウバラキ・ウバラノキ」と訓じるべきことを解説したい。

講演4 備後茨城周辺の終末期古墳について

講師 村田 晋(広島県教育事業団)
古代山城はどこにでもあるものではない。ではなぜ、当地が古代山城の築城地に選ばれたのか。
この問題を考えるにあたっては、近い時期に営まれた周辺遺跡の状況が参考になるかもしれない。
備後南部に特徴的な、横穴系埋葬施設をもつ終末期古墳を中心にとりあげ、選地のヒントを探る。

対面開催(現地:福山市民参画センターでの聴講)

開催日9月2日(土)
時間午後1時10分~5時00分
場所福山市民参画センター 5階 第1会議室
参加費500円(資料代)
募集人数100名(先着)
申込方法ネットでのお申込みは下の「参加する」をクリック!
備考要申込み。定員になり次第締め切ります。

満席になりました

オンライン開催(Zoom)

開催日9月2日(土)
時間午後1時10分~5時00分
参加費無料
募集人数無制限
申込方法ネットでのお申込みは下の「参加する」をクリック!
備考要申込み。
開催日が近付いたら参加用URLを申込みのメール宛にお送りします。

満席になりました

 

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【福山市民参画センター】

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